「大安吉日」宝くじ売り場で見かける縁起がいい言葉。「本日は一粒万倍日 ラッキーデー」も見かけます。
最近は「天赦日」という言葉まで有名になってきました。
張り紙とかいつも出ているけど…どうなってるの?
今回はそんな疑問にお答えします。
「大安」って何?
年間約60日もある「何をするにも良い大吉日」
六曜といわれる暦のひとつで、ほかに先勝・友引・先負・仏滅・赤口があります。
☆「大安」はどうやって決まるの?
先勝⇒友引⇒先負⇒仏滅⇒大安⇒赤口⇒先勝の順番で毎日変わっていきます。ただ旧暦の朔日(新月の日)ごとにスタートするところが違うので、パターンが崩れることも…
たとえば朔日をまたぐところでは、「今日が大安だから明日は赤口だね」と思いきや、「明日は友引」なんてことも起こるのです。
「一粒万倍日」って何?
一粒の籾をまいておけば、万倍の籾になる「何かを始めるのに最適な日」
1年間のうちに約60日もある大吉日です。
☆「一粒万倍日」はどうやって決まるの?
「二十四節気」(立春とか冬至とか1年を24期に分けた季節)と毎日の「干支」(日にも干支があります)の組合せで決まります。【年の干支については「2023年の癸卯って何?」をどうぞ】
立春(2月4日頃)から啓蟄(3月5日頃)の前日まで・・・「丑」か「午」がつく日
啓蟄から清明(4月5日頃)の前日まで・・・「寅」か「酉」がつく日
というように二つの組合せで決まるので、ちょっと複雑ですよね。
天赦日・寅の日・巳の日・甲子の日も大吉!
「一粒万倍日」のように毎日の干支を用いたラッキーデーは数多くあります。ここではその代表格をご紹介しましょう。
☆天赦日
天が万物の罪を赦すといわれる最上の吉日。旧暦を春夏秋冬の4つにわけて、春なら戊寅の日、夏なら甲午の日がそれにあたります。年間5~6回くらいしか訪れない超大吉日です。
☆寅の日
毎日の干支に寅がつく日です。七福神の毘沙門天に由来する金運に良い日で、12日ごとに巡ってきます。
☆巳の日
毎日の干支に巳がつく日です。巳は蛇のこと。蛇は七福神の弁財天の使いとされ財宝を授けてくれます。これも12日に1回巡ってきますが、なかでも60日に1回巡ってくる己巳の日は「格別に金運に良い日」と言わています。
☆甲子の日
七福神の大黒様の縁日で、毎日の干支である十干十二支の始まりの日。「この日にスタートしたことは良い運気をもたらす縁起の良い日」と言われています。「子」がつく日のなかで、十干が「甲」の「甲子」は最強です。
2023年 大吉日が重なる日
年間60日くらいもある「大安吉日」と「一粒万倍日」ですが、二つが重なる超ラッキーデーは少ないもの。2023年はたった15日だけです。
でも「天赦日」とかも含めて吉日の重なる日をみると…
なんと、ふたつ重なる超ラッキーデーは30回!
3つが重なる最強ラッキーデーは3回も! 毎日の楽しみにお役立てください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
次回は『社長室や恵方巻 方位は大切に』です
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