空き家になった実家。
『売る?』『自分で住む?』
どちらにしても、片づけないと先には進めません。売るときは綺麗なほうが有利だし、残置物は売値から引かれる。汚いままでは自分でも住めません。
でも頼んで安心な会社がわからない…値段も不安!
10年以上も放置状態の空き家を自分で整理することになった実体験。
いまでは見違えるようになりました!不安や悩みを解決するヒントにどうぞ。
今回のテーマは「神棚の処分」です(最初から読む方はこちら)
お札の返納
神棚があるお家が空き家になったら、神棚はどう処分すればいいのでしょうか。
『ゴミとして処分』『祈祷してもらう』『お焚き上げ』『神棚の専門業者に依頼』など色々とあるようですが、気になるので直接近くにある神社で確認をしてきました。
初詣の参拝者数ではいつも上位10社に入っている大きなお社です。
神社の正式見解とは違うかも知れませんが、かなり納得できましたのでご紹介します。
お札の返納
『お札には魂が宿っている』というのが神道の考え方。それなので神棚の処分がどうであろうと、お札は神社に返納しないといけません。ここは誰も異論を唱えないところです。
もちろんこの中にお鎮まりになっていたお札はその神社に返納させて頂きました
そこは真っ先に神主さんに伝えました。
神棚奉斎
神棚奉斎は執り行ったか
神棚奉斎とは、神棚をお祀りするときに、神様をお招きするにあたって執り行うお祓いとご祈祷の祭事です。
「この神棚をお招きするときに祈祷はしましたか?」神主さんはここを気にされていました。
その当時のことは確信をもって答えられないことを伝えると
「買い替えをされるのですか?」という質問が…
いまの家にもきちんとお札をお祀りしているのですが、神棚を設置する場所がとれません。その事情を話すと
「神棚を設置するなら一緒にご祈祷ということもいいのですが…」どうやら古い神棚だけ祈祷する必要はないような口ぶりです。
結局祈祷は必要か?
そのあと色々とお話しさせて頂き、それも含めてまとめると、こうなります。
1.お札は神社にきちんと返納する・・・これは絶対です
2.神棚をお祀りするときに神棚奉斎をしていれば祈祷したほうがよい
3.買い替えなら、新しい神棚に神棚奉斎を執り行い、神棚奉斎をしていない古い神棚にも感謝の気持ちをささげるのがよい
4.神棚をお祀りするときに神棚奉斎をぜず、買い替えの予定もないなら、特別な祈祷はしなくてもよい
結局、神棚は『納め所』に納めさせて頂きました。この神社では、お札の『納め所』に神棚も納めることができるのです(どこの神社でもできるわけではありません。どちらかと言えばこのような神社は少ないと思います。必ずご確認ください)
『粗末に処分すると悪いことが起こるかも…』という不安もあって、特別な祈祷もなしに『納め所』に納めることは控えていたのですが、そんな気持ちを払拭してくれた、ありがたい神主さんのお言葉でした。
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