空き家になった実家。
『売る?』『自分で住む?』
どちらにしても、片づけないと先には進めません。売るときは綺麗なほうが有利だし、残置物は売値から引かれる。汚いままでは自分でも住めません。
でも頼んで安心な会社がわからない…値段も不安!
10年以上も放置状態の空き家を自分で整理することになった実体験。
いまでは見違えるようになりました!不安や悩みを解決するヒントにどうぞ。
今回のテーマは「本物の侵入者」です(最初から読む方はこちら)
道路にせり出した枝葉
空き家になって数年が過ぎたころの話です。
この家は、付近に住む人が日常生活に利用する、いわゆる生活道路に面しています。主要な道路とは違って車はあまり通りませんし、平日の日中は人もまばらです。
そして道路と空き家はブロック塀で仕切られ、塀にそって何本かの樹木が植えられていました。よく住宅街で見かける光景です。ただある時、久しぶりに空き家を訪れてみると…
道路にドーンとせり出してる木の枝。それも1本2本でなく何本も!
とにかくあ然とするばかりです。観葉植物は手入れをしても枯れるのに、水や肥料をあげず、ほったらかしの木は元気いっぱい…ほんと不思議でなりません。
この謎はともかく『これは迷惑だなぁ』ということで、さっそく枝を切ることに。
木の下に落ちていたものは?
まずは手順を決めないと始められません。『どこの枝から切り落とすべきか、それとも幹から切るべきか』そんなことを考えながら木を眺めていました。すると…
ビールの空き缶?タバコの吸い殻?
根っこのあたりに散らばる空き缶と何本もの吸い殻が目に留まったのです。以前から同じようなことがあったのですが、その時は『誰かが投げ入れたんだろう』くらいにしか思っていませんでした。
ただ今回は違うようです。枝がそこらじゅうに伸び、葉はモサモサ。投げ入れても根っこには落ちません。
人通りの少ない生活道路。そして生い茂った葉っぱ。人目を忍ぶ条件がそろっています。『誰かが入り込んで酒盛りをしている?』
丸坊主にされた木
もう考えている暇はありません。『早く木を切って、近所の人や道路を歩く人から中が丸見えになるようにしよう。そのほうが防犯にはいいはずだ』
伐採開始。普通のノコギリで切りはじめました。
(最初に使った普通のノコギリ)
しかし枝が太くて大変です。そこで購入したのがこれ↓
Silky ビッグボーイ2000カーブソー(折り畳み式を開いたところ)
直線の歯と違い、カーブしている歯が特徴のようです
切ってみると本当に驚くほど楽に切れました。普通のノコギリほどチカラを入れずにスイスイ切れる!短時間で木のほとんどが丸坊主。綺麗さっぱり。
一段落したころ、お隣の人が声をかけてくれました「ずいぶんきれいにしたね。そのほうが安全だよ」
『やりすぎた感』で少し後ろ髪を引かれるなか、その気持ちを打ち消してくれたアドバイスに感謝100万倍です。
それ以来、ビールの空き缶を目にすることはありません。
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